コラム

【ブランディング動画制作の極意】テロップ編
仕上がりに差がつくテロップの基本(その1)

ブランディング動画 2019年2月28日

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今回もまずは、見出しから。

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7.【ブランディング動画制作の極意】仕上がりに差がつくテロップの基本(その1)

(1)テロップ制作の基礎

(2)こんなにある テロップの種類。制作に必要な12種類のテロップを覚えよう

(3)テロップの見せ方

(4)テロップを出すタイミンと『出し方』『消し方』を決める、基本的なルールとは?

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米Animoto社が発表した調査データによると、動画を視聴した消費者の内、約39%が「テロップ(字幕)の入った動画の方が最後まで見たくなる」と回答しています。字幕を入れる編集作業は、思ったより時間も手間かかるものです。しかし、ブランディング動画を作る上で、テロップの善し悪しは、マーケティングにも影響が出ることは、この調査でも確実です。動画の重要度が高まっている現在、ここでは『テロップ作りの基本とチェックポイント』について、お話ししておきましょう。

 

今回は(1)〜(2)についてです。

 

(1) テロップ制作の基礎

 

<1>テロップ制作の基本的な考え方

まずは、基本的な考え方です。
テロップという呼び方は、ほかにも「字幕」だったり「字幕スーパー」とか、呼ばれたりします。調べて行くと、それぞれ違うもののようです。が、ここでは制作上で、言葉自体を意識して使い分ける必要はないと思います。総じて『動画を補足するもの』だと覚えてもらえれば十分です。動画のメインは、映像と音なので、テロップは『動画を補足するもの』という役割になります。動画の調味料だと思ってもらえるといいでしょう。テロップは、動画の調味料として、映像と音を補足し、さらには引き立たせると役割です。

 

さて、では、どんな時にテロップを使って行くのが効果的でしょうか?

 

<2>どんな時に使うのか?その判断基準とは?

テロップ入れの基本となる考え方は一つだけです。それは『メインの素材である映像と音をアシスト』することです。決して動画の邪魔になってはいけません。常に「今、何がこの動画で必要な情報なのか?」を考えながら使うようにしましょう。その一方で、あんまりテロップが多いと、今度は、ただウルサイだけの動画になってしまいます。あなたも何か勉強している時、参考書に「ここがポイント」だと思って赤ペンを使っていたら、結果、赤ペンだらけになっちゃった…。みたいなことありますよね?そうならないように、テロップ入れでは「今、何が必要な情報なのか?」「何が無駄なのか?」に気をつけましょう。

 

また、テロップの表示時間は、映像の尺に合わせた長さになります。短い時間にたくさんの字数を詰め込むと、読みきれない。ということにもなりますので、その点にも注意が必要です。

 

<3>どこに入れるのか?

テロップを入れる場所には、決まりごとがあります。
まず、大前提として安全フレーム内に収めなければいけません。安全フレームというのは、テロップを入れるための基準の枠のことです。これには2つのエリアが存在します。アクションセーフティゾーンとタイトルセーフティゾーンです。

●アクションセーフティゾーンとは画面に対して内側93%にあたる部分です。動画を認識させる時には、この範囲で入れるのがいいでしょう。

●タイトルセーフティゾーンとは、画面に対して内側90%です。タイトル文字など、確実に読ませる必要がある情報ならこの範囲が適切です。ちなみにグラフだったり、表を入れて説明する時なども、この範囲内で表示をさせます。

 

ちなみに、なんでこんなセーフティゾーンってものが必要なの?というと、テレビがブラウン管だった時代、まだ画面がフラットでなかったことに遡ります。その時代のテレビって、画面が今みたいに角が真四角じゃありませんでした。しかもフレームが内側にはみ出して四隅の角までは映っていない…。なので、ビデオを撮影されたものをテレビで写すと実際よりも映る範囲が狭かったのです。それを「オーバースキャン」と呼ばれる方式で上下左右を切り取っていました。そのせいで、あんまりギリギリに文字を入れてしまうと、文字が切れてしまっていた時代があったのです。

 

では、現在はどうなのか?というと、あなたの自宅のテレビは液晶ですよね?というか、ほとんどのテレビが液晶です。つまり画面が平面です。画像の歪みも発生しません。四隅の角まで動画が移ります。オーバースキャンをしても設定通りになるので、さっきのゾーンよりも、もうちょっと外側にはみ出しても大丈夫…ではあります。(以前はアクションセーフティ=90%、タイトルセーフティ=80%でした。ずいぶんセーフティゾーンが広がりましたね)

 

ただ、レイアウト的には、あんまり外側に配置してもバランスが良くありません。なので、テロップを入れるなら90%ゾーンに入れることをオススメします。

 

<4>邪魔にならないように

テロップは調味料。が基本だとお伝えしました。なので、テロップが映像の邪魔になっては本末転倒です。テロップの量が多すぎると、読むのに集中して『映像や音が頭に入ってこない』ことや『映像が見えない』なんてことにもなりかねません。『1行で、大きく見やすく』を心がけましょう。

 

(2)こんなにある テロップの種類。制作に必要な12種類のテロップを覚えよう

 

次は『テロップの種類』についてお話ししましょう。

 

テロップにもたくさん種類があります。今回、優先度が高いと思われる順番にご紹介していきます。その動画は何をテーマにしているのか?その基本構造に近いテロップほど、重要度が高くなります。その動画は何を骨格にしているのか?テーマに近いものほど、動画の中央にドカンと大きく表示するイメージです。とりあえず代表的なテロップ12個をご紹介します。誰でも知っている『タイトル』から、あまり知らない『瓦版』まで、ここはしっかり押さえておきましょう。

 

テロップはハードウェアとソフトウェア、2つの分類に分けられます。ここでいうハードとソフトの意味は次の通りです。

 

ハードウェアテロップ=5Wなどの必要事項を伝えるもの。最低限の情報。
ソフトウェアテロップ=それ以外の解説部分。演出要素が強いもの。

 

です。

 

●ハードウェア的テロップ

まずは、ハードウェアとしてのテロップをご紹介します。
これらのテロップは、必ず伝えなければいけない『大切な情報』であると同時に『最低限の情報』を表現したものです。

 

<1>タイトル

テレビであれば番組やVTRの内容をタイトル化したものです。サイドスーパーや番組ロゴなどもこれに当てはまります。企業ブランディング動画でも考え方は一緒です。

 

<2>日時・場所の情報

お店や会社の情報を伝える動画であれば、当たり前ですけど、重要ですよね。

 

<3>人物名(名前テロップ)

会社の肩書やお名前を表示します。これも大切な情報なので、紹介テロップは中央に大きく表示することが多いです。

 

<4>瓦版(地図、お店情報、問い合わせ情報、ルール説明)

会社やお店の場所を地図で表示するとより視認性が高まって、情報としての価値が高くなります。セール情報や問い合わせ情報も同様です。

 

<5>紙芝居(ストーリーの場面をイラスト表現)

会社の成り立ちや、社長さんのストーリーなどをイラストに切り替えて表現します。重たくテーマを軽いタッチで表現することができます。

 

<6>写真

動画で話題になっている人やモノをワイプや取り切ります。テレビでよく使われますが、
(ワイプ=メインの映像の片隅に小さく別の写真や映像が表示されるのを見たことがありますよね)
(取り切り=最初にある映像から、いったんテロップなどの別素材に画面を切り替えることです。フリップを画面いっぱいに映し出したりします)

 

<7>マーカー

動画の画面中に矢印(→)や丸囲い(◯)で強調するのもテロップの一種です。秘密にしたい部分を大きな「?」で隠したりするのもマーカー呼ばれるテロップです。

 

●ソフトウェア的テロップ

そして、ソフトウェアとして機能するテロップです。動画の流れをフォローするもので、これらを加えることで、より分かりやすく、面白くする、演出要素が強いものになります。

 

<8>強調スーパー

動画中で大切な場面で強調したいことをスーパーでフォローします。動画はたくさんのチャプターによって構成されていますが、それぞれのシーンの情報のまとめ役です。山登りにたとえると1合目、2合目にそれぞれ立っている標識のようなもので、道順を示します。これがあることで、ストーリーをわかりやすくする、ソフトウェアとしてのテロップとしては、一番、重要なものになります。

 

<9>コメントフォロー

強調スーパーに通じるところがありますが、動画中のインタビュー部分で、より伝えたいところ、分かりづらいと思われる部分をテロップでフォローします。

 

<10>アイコン

実際には存在しないバーシャルのMCさん(たとえば『空から日本を見てみよう』に出てきた”くもじい”さんみたいな…)やカウントダウン、そのほか動画と動画をつなぐ役割を担います。イラストなどを使って、カットとカットをつなぐトランジションとして使います。

 

<11>イメージ

その場にいない人をイメージさせる『コケシ』です。写真が使えないときや、イメージを不特定にしたい場合に、イラストなどを使って、会話を再現するときなどに使います。

 

<12>SEや音のビジュアル化

動画に合わせてテロップを入れるのが基本ですが、これは逆に、ニワトリの声に合わせて『ニワトリ』のイラストを動画上に表示させます。声や音からイメージを作流のです。これもテロップの一種です。

 

特に、使い分けるときに、意識をしなくても良いかと思いますが、知識として覚えておいてください。

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