コラム

【ブランディング動画制作の極意】撮影編
たったの4つしかない画角の基本と、おろそかになりがちな音の基本S/N比を覚えよう。

ブランディング動画 2019年1月31日

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さて、今回のお題はこれ↓です。(例によって興味のない人は読み飛ばしてOK。今回はすごくマニアック、、、かな…)

 

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4.【ブランディング動画制作の極意】撮影編。たったの4つしかない画角の基本と、おろそかになりがちな音の基本S/N比を覚えよう。

(1)動画制作時に注意するポイント

(2)アマチュアカメラマンがやってしまう2つの失敗例と4つの基本画角

(3)白しあげブレピンND プロが失敗しないその秘密。撮影7つのチェックポイントとは?

(4)SN比

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では、まいりましょう。

 

(1)動画制作時に注意するポイント

 

まずはブランディング動画に限りませんが、制作するときには、絶対に外してはいけないポイントが7つあります。基本的なことですので、まずは、入り口として覚えておきましょう。

 

①動画を安定させよう。

動画が画面上と水平でなかったり、やたらと上下左右に動いたり、ピントが甘いなど、動画が不安定だと、見る気が一瞬でなくなります。基本、水平のズレと手ブレ防止のためにも、三脚を活用しましょう。撮影時に三脚を使用するときには、オートフォーカスではなく、マニュアルでピントを合わせるようにしましょう。(理由はのちほど)

 

②音声はできるだけクリアにしよう。

動画制作では、カメラだとか三脚だとか、撮影機材に目が向きがちです。その反面、意外と音声に疎かったりもします。カメラやレンズに対してのこだわりがスゴくて、スーパースペックな仕様を求めたりします。

 

でも、後から音を足せば良いとの考え方からか、音声機材には、あまり気を使わない方もいるのですが、せっかくいいことを言ってくれているのに、その音声が使えなかったらもったいないですよね。映像と同じで、役者さんでもない限り、同じセリフを同じようには言えないので、一発勝負だと思って、動画撮影と同じくらいに、音声にも気をつけましょう。

 

③内容の精査

何を伝えたいのか?誰に向けたメッセージなのか?しっかり決めてから撮影に入りましょう。コンセプトがしっかりしていないといけません。テーマとは何か?シナリオはどうやって組み立てるのか?前回、お伝えした内容をおさらいしましょう。

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メッセージを絞らないと、結局、何を伝えたいのか?わからなくなります。なので、最初から構成を考えて撮ります。結果的に、良い準備は、撮影時間も編集時間も短縮します。つまりムダな予算を使わずに済むようになるのです。

 

④テロップ

あまりにたくさんのテロップを入れると、どれがポイントなのか?逆にわからなくなります。実はテロップには、わかりやすく伝えるための基本的なテロップ論がちゃんとあります。これは次回、詳しくお伝えします。

6. ブランディング動画の編集。仕上がりに差がつく字幕とナレーションの基本を覚えよう

 

⑤撮影時

ブランディング動画を作る際に、社長のインタビューを撮影することがあります。そのままで撮影してしまうことも多いかもしれませんが、やはり背景には注意を払いましょう。そのときだけでも構いませんので、きちんと整理してから動画撮影に入りましょう。バックが雑然としていると、動画を見た人が、見て欲しい部分ではなく、背景が気になってしまい、動画に集中できない可能性があるからです。そのほかにも、社内を撮影するときには、バックにメモ書きの個人情報が写り込んでいないか?撮影している後ろを誰かが通らないか?など注意する必要があります。カメラマンは撮影に集中していることが多いので、撮影時には、アシスタントをつけるなどの配慮が必要です。

 

⑥画像の明暗と照明器具

室内で撮影したときには、暗くて顔がはっきりしなかったり、明るい窓を背にして撮影した人の顔が影になってよく見えないなど、撮影時の注意しないといけないポイントがあります。そういった動画は、見ている人にとって不快でしかありません。レフ板で顔に影を作らないようにしたり、しっかりと照明を使ったりしましょう。

 

⑦エフェクトの多用

きちんとしたコンセプトに基づいた撮影台本と絵コンテ通りに編集したにもかかわらず、残念な動画になってしまうことがあります。それは、編集時にエフェクト効果を多用してしまうことです。つい、使ってしまいたくなるものが、たくさん用意されているのですが、これも使いすぎると、逆に素人っぽい動画になってしまいます。逆効果にならないように、エフェクトの使用は最小限におさえましょう。あくまでもシナリオや構成を基本に、映像コンセプトから軸足を外さないように気をつけないといけません。

 

(2)アマチュアカメラマンがやってしまう失敗例と4つの基本画角

 

①オール中ロング

最近のカメラは、携帯のカメラでも高性能なものが多いので、アマチュアカメラマンとプロカメラマンの差は、以前に比べると少なくなってきました。カメラの持っている機能が、アマチュアの不足している部分を補ってくれるからです。

 

しかし、、、そうはいっても、やはりプロとアマチュアの差は大きいものです。

 

そのなかでも、はっきりとわかってしまうのが、アマチュアカメラマンが、かならずと言って良いほど撮影でやってしまう『オール中ロング』映像です。全体を見せるショットを『ロングショット』と言いますが、一応、被写体をできるだけ大きく見せたいと言う心理から、ギリギリ全体が写る画角のものばかりで、構成した映像のことをそう呼んでいます。

 

本来であれば、4つの画角で、動画にメリハリをつけなくてはいけないのですが、どのカットもほとんどが『中ロング』だと、動画にメリハリが効かなくなってしまいます。

 

そうならないように、撮影時から、文章ではなく、動画でも5W1Hが表現できるような撮影を心がけていなくてはいけません。

 

②基本的な画角は4つしかない

そこで、動画でも5W1Hを表現するために、必要なのが、画角の切り替えです。

 

<1>大ロングショット
<2>ロングショット
<3>ミドルショット
<4>アップショット

です。

 

これにさらに人物などを撮影するときの画角として、フルショット/フルフギィア/ニーショット/ウエストショット/バストショット/アップショットなどがあります。この基本画角である4つ以外の画角を見せられると、人は違和感を感じてしまいます。また、それぞれのショットは、伝えたい内容と合わせることで、より効果的に使うことができます。以下、基本となる考え方を表にまとめて見ました。

 

 意味浅←ロングショット、ミディアムショット、アップショット→意味深
 意味浅←グループショット、スリーショット、ツーショット、ワンショット→意味深

 

ロングショットは、全体を説明するときに使います。そして、深い意味を語るときなどには、アップが効果的です。使う順番としては、最初に会社のロングショットで、何をやっている会社なのか?など、全体の概要を説明します。そして、徐々に内容を深く掘り下げて行きます。最後は、インタビューなどアップになっていきます。たとえば社長が、会社の成り立ちや、これまでの苦労、また自身の生き様を語ってくれているときに、ロングの映像ばかり流れていたら、違和感がありますよね?

 

映像と内容をリンクさせることで、視聴者に無理なく、理解しやすい動画に仕上げることができます。

 

③撮影の基本はひとつだけ

撮影の基本、それは『カメラを動かさない。』です。さらに詳しくいうと『画角を決めたら最低4秒は我慢してカメラを動かさない』ということでもあります。

 

アマチュアが失敗する最大の要因は、カメラを「動かし過ぎる」ことです。

 

カメラを横にふる『パン』や、縦にふる『ティルト』をやたらと使ってしまうのです。テレビなどを見ていると確かに、さまざまなアングルで撮られています。でも、それはちゃんと意味があってやっているのです。演出上必要だからやっているのです。確かに、ずっと同じアングルだと見ている側も飽きてしまうし、説明がしづらいので、どうしてもやりたくなってしまうのはわかるのですけど、本来は、それぞれが最低4秒間の固定の絵であることが基本です。

 

全体を説明するためのロングショットから入って、最終的に意味深なアップショットになったりしますが、それはストーリーをわかりやすく説明するためです。動画だと、常に画面が動いていないといけない気がしてしまいますが、そんなことはありません。変に動いている映像は、編集時に最初の動き始めから、最後の止まる瞬間までをまとめて使わないといけないので、時間の制約がある場合には、結局、使えない映像になってしまうのです。

 

もちろん演出上の理由があれば、パンしたりしても良いのですが、理由もなくテキトーな感じで左右、上下に振ってしまうのはNGだと覚えておきましょう。

 

(3)シロシアゲブレピンND プロが失敗しないその秘密。撮影7つのチェックポイント

 

ブライダル・運動会・ステージなど、撮り直しの効かない、一発勝負の撮影現場があります。そういうミスの許されない撮影現場でもプロのカメラマンは失敗しません。それはなぜでしょうか?その秘密は……彼らは、プロのカメラマンだけが使っている7つのチェックポイントを持っているからです。

プロのカメラマンが失敗しないための7つのチェックポイント。撮影中に唱えれば失敗しないその呪文とは、、、

『シロ・シ・ア・ゲ・ブレ・ピン・ND』です。

シロ=ホワイトバランス
シ =シャッタースピード
ア =アイリス
ゲ =ゲイン
ブレ=手ブレ補正
ピン=フォーカス
ND=NDフィルター

 

こちらの内容は【無料PDFプレゼント】があります。ぜひ、この機会にダウンロードしてください。

 

(4)SN比

 

動画は、映像と音声で成り立っています。意外と音声には目が向きづらいですが、覚えておきましょう。

 

音声収録のポイントは、SN比に注意することです。Sはシグナル、Nはノイズの頭文字です。シグナルは、欲しいと思っている音で、ノイズは雑音ですね。SとNの差が大きいほど、ノイズが少なく、高音質でクリアな音声です。(Sが大きくて、Nが小さい。ですよ。念の為)

 

音声を取る際に、カメラにもマイクが内蔵されているので、それで録音もできますが、できれば、キチンとマイクで拾えるようにしましょう。インタビューを撮影する際には、集音マイクではなく、できればピンマイクを使う方が、SNが大きく、クリアに音声が拾えます。せっかくいいことを言っているのに、声が小さかったり、モゴモゴとしていては、もったいないです。あとでテロップでフォローをすることもできますが、映像と同じく、一発勝負のつもりで、出来るだけ良い音質で録音できるようにしましょう。

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