コラム

音声一つで質が決まる?動画制作で気をつけたい「音」のコツ

映像/動画制作 クリエイティブ 2018年9月25日

動画を使ったマーケティングが評価を集めるなか、当然の流れで、多くの企業やビジネスパーソンが動画制作に関心を抱くようになりました。「動画の訴求力を強めるには、質の高い作品が大事」とよく言われますが、今回の注目ポイントは「音」。映像やモデル、アニメーションの質だけでなく、音の選び方によって動画全体の質が決まってしまうためです。

 

そこで今回は、動画制作における音の重要性と効果、取り入れるときに気をつけたいコツについてお話しします。

 

1.音声が動画に与える影響は、想像以上に大きい

 

FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSや、Youtubeの動画広告を、試しに音声なしで視聴してみてください。次に、音声がついた状態で視聴します。音声がない状態とある状態で比べると、音声がある動画のほうがストーリー性に富み、リズムよく内容に引き込んでくれることがわかるでしょう。それだけに動画制作における音声は大事なポイントなのです。

 

だからこそ、動画制作に取り組む際は映像やモデルの配置だけにこだわらず、音声の選び方にも注目する必要があります。

 

(1)目的と方向性を明らかにしてからイメージングを

動画制作にとっての音声の重要さがわかると、「自分の作品で試してみたい!」と思う方があらわれます。しかし、最初のうちはモチベーションが高い状態で取り組めていたものの、結局どのような音声を選んだらいいのかわからなくなるケースも多いはず。音声選びに迷う前に、まずは動画の目的と方向性を明確化することをおすすめします。

 

(2)イメージの例

例えば、料理や家具の組み立てなどのハウツー動画にはリズムよく進む音声が適していますし、ストーリー性を活かした動画には喜びや悲しみ、優しさなどを表現できる音声が向いています。「ご自分の動画で何を表現するか?」「どのようなテーマでストーリーを進めるのか?」がわかっていれば、音声選びはぐんと楽になり、役立つアイディアも次々と浮かんでくるでしょう。

 

音声に限らずどのプロセスでも大事なことですが、重要ポイントに取り掛かるには目的と方向性を定めておきましょう。下準備がしっかりと整っていることで、動画広告の効果も大きく変わります。

 

2.BGMが動画に与える効果

 

さて、次は動画広告における音声、つまりBGMの具体的な効果についてお話しします。BGMにはさまざまな効果がありますが、とりわけ目立つものは「マスキング効果」「イメージを誘導する効果」「感情に訴えかける効果」です。それぞれの効果と活用法についてご紹介しますので、ぜひご自身の動画制作にお役立てください。

 

(1)マスキング効果

マスキング効果とは、すでにある音を文字通り「マスクする」、隠すか薄めるかする働きのことです。レストランやカフェに行ったときを思い出してみましょう。本来であれば厨房の音やほかのお客の話し声などが室内にあふれているはずですが、BGMが流れているためにそれほど気にならず、店内の雰囲気に馴染めています。これはBGMがほかの音をマスキングしているためだと言えます。

 

マスキング効果は動画の音声にも役立つ方法で、例えばナレーションが流れるときにBGMを薄めたり、ノイズが目立つときにBGMを大きくして隠したりする方法があります。マスキング効果を上手に使えば、動画全体のメリハリをつけることも可能です。

 

(2)イメージを誘導する効果

私たちは視覚だけでなく、聴覚からも物事の印象や情報をつかみ取ることができます。こうして考えると、音声にもイメージを誘導する効果を大いに期待できます。

 

例えば上品なバーでは静かなジャズが流れますし、エスニック料理店ではエキゾチックな音楽を耳にします。これらがまるで反対であったら、私たちは雰囲気と音のギャップに混乱してしまうでしょう。こうして考えると、音によるイメージング効果も絶大だと言えます。

 

動画制作に活用するなら、メイクや料理動画ではポップでテンポの良いBGMを、ドラマや映画風の動画では感情に訴えかけるようなBGMがおすすめです。先ほどお話ししたように目的と方向性を定めておくと、イメージング効果がさらに高まります。

 

(3)感情に訴えかける効果

イメージング効果があらわれたら、次は感情へのアピールができるようになります。マッサージ店ではリラクゼーション音楽が、遊園地では明るい音楽が流れていることからわかるように、私たちは環境に合った音楽を耳にすると物事への感情的な期待感を刺激されるようになります。マッサージでは心が落ち着き、遊園地では気分が盛り上がるといった感じです。

 

「動画を観ているユーザーに、どのような感情をもたらしたいか?」を考え、適切なBGMを選んでいきましょう。

 

(4)情報量をコントロールしてくれることも、音声ならではのメリット

最後に、動画広告の情報量を適度に整えてくれることも、大きなメリットです。映像と字幕だけの動画では不十分となり、また視覚的な情報量が多すぎてもユーザーを疲れさせるだけです。そこに動画が加われば、ユーザーに受け入れられやすい情報量の動画を仕上げられるようになります。

 

3.動画用の音声はどこで手に入れる?おすすめサイト一覧

 

適切に取り入れることで動画広告の質と効果を劇的に高めてくれる音声。ぜひとも有効活用したいものですが、導入する際には著作権に気をつけなければいけません。好きなアーティストの音楽を無断で使用すれば違反行為にあたり、せっかくの試みが台無しになってしまうためです。

 

今回ご紹介するおすすめサイトではそのような心配なく商業利用できる音声が揃っています。無料・有料それぞれでピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。

 

(1)無料サイト

・YouTube「オーディオ ライブラリ」

無料サイトでは世界最大の規模を誇り、多種類のBGMや効果音を無料で利用できます。部分的にクレジット表記が必要な作品もありますので、使用する際には必ず詳細を確認しましょう。

https://support.google.com/youtube/answer/3376882

 

・甘茶の音楽工房

オーケストラやジャズ、ピアノ、イージーリスニング、ポップなど、サイトの管理人によって作られた数百種類もの音声が揃っています。

http://amachamusic.chagasi.com/

 

・DOVA-SYNDROME

複数のクリエイターが登録し、数千種類ものBGMと効果音をアップロードしています。

https://dova-s.jp/

 

(2)有料サイト

・オーディオストック

有料の音声ダウンロードサイトでは日本で最大級の「オーディオストック」。BGMや効果音だけでなく、歌も揃っています。

https://audiostock.jp/

 

・PIXTA 音楽素材

オーディオストックに並ぶ規模を誇り、多種類の音源や効果音、歌が用意されています。画像素材も提供されているため、いろいろ利用したい方にはおすすめです。

https://pixta.jp/audio/

 

・Shutterstock

アメリカで最大規模の音声ダウンロードサイトです。もちろん日本語での利用も可能です。「映画用」「企業向け」「子供向け」など、シーンやターゲットに合わせてほしい音声を探せます。

https://www.shutterstock.com/ja/music/

 

 

 

動画制作に音声を適切に取り入れることで、スムーズかつテンポの良い作品が完成します。全体的な質を高めたうえで動画マーケティングに臨むなら、ぜひ音声の選定に注目するといいでしょう。

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